【3月10日 AFP】米ニューヨーク株式市場は9日、原油価格の暴落と新型コロナウイルスによる経済への影響を懸念し、主要指標が7%以上下落した。

 取引終了時点で、優良株で構成するダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は前週末終値比で7.8%安、下げ幅は2000ドル以上となる2万3839ドル46セント、より幅広い銘柄からなるS&P500種平均株価指数は7.5%安の2744.19、ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数は7.3%安の7950.68となっている。

 特に石油関連株は下げ幅が大きかった。先週の石油輸出国機構(OPEC)会議での交渉決裂を受け、サウジアラビアが原油価格を引き下げたことから、米市場での原油価格は25%安の31ドル13セントで取引を終えた。(c)AFP