中国の観光地、徐々に再開 予約制など条件付きで
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【3月18日 東方新報】中国・文化観光部は2月25日、「観光景勝区開放再開に当たっての感染予防コントロール措置指南」を通達した。観光地の地元党委員会が、新型コロナウイルスのリスクに応じて段階的に再開を決定していくガイドラインなどを明確にした。すでに全国300以上の観光地が再開されているという。
文化観光部は、観光地の再開に当たって、客数をコントロールするため入場チケットは予約制にし、スマートフォンなどで発券、客の分散を図り、人混みをつくらないように誘導することを要請。また、チケット購入は実名制にして、入場者と連絡がとれるようにし、ビッグデータなどを利用して入場客の動静を観測するよう求めた。
また、QRコードによる入場チェックなどによって接触を極力減らすほか、検温やマスク着用後の入園の徹底を指示。疑似感染が判明した観光地ではすぐに隔離措置を取り、接触者の追跡と消毒を行い、閉鎖してその後のコントロール状況を見極めながら、再開許可を待つこととする。さらに、再開前には職員の隔離監察を実施し、勤務前の検温を義務付けた。
こうした厳しい条件付きながら、各地の景勝地では、観光客受け入れを再開している。25日までに河南省(Henan)洛陽市(Luoyang)の竜門石窟(Longmen Grottoes)、安徽省(Anhui)の天柱山、吉林省(Jilin)の長白山(Changbai Mountain)などが観光客受け入れを再開。大手オンライン旅行代理店・携程(シートリップ、Ctrip)によると、すでに全国300以上の有名観光景勝地区で受け入れが再開されているという。
春節(旧正月、Lunar New Year)の三大初詣人気寺院の一つ、霊隠寺がある浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)飛来峰景勝地は、寺院内部はまだ開放されていないが、1日100人を限度に観光客を受け入れており、約1か月遅れの初詣に訪れ、一刻も早い疫病の鎮静化を石仏に祈る観光客の姿も見られた。(c)東方新報/AFPBB News