【3月9日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)は8日午前7時20分、防疫物資計53箱を中国南方航空(China Southern Airlines)のCZ627便で瀋陽桃仙国際空港(Shenyang Taoxian International Airport)から日本の成田国際空港(Narita International Airport)へと空輸した。箱には「玫瑰杜鵑花団錦簇、油松山茶葉茂根深」(バラやホトトギスは華やかで美しく、アブラマツやツバキは葉を茂らせ深く根を張る)、「守望相助、共克時艱」(互いに見守り助け合い、共に難局を乗り越えよう)などのメッセージが添えられた。

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 計53箱、540キロの物資は瀋陽市政府から友好都市の北海道札幌市と神奈川県川崎市に寄贈された。札幌市にマスク2万5000枚、川崎市に防護服千着を届ける。今回の輸送は中国南方航空北方分公司の協力により実現した。同公司は要請を受けて直ちに防疫物資の無料輸送手続きを行った。同便は搭乗客が多いため、早急に使用機材をより積載量の多いエアバスA320に変更し、物資の搭載に十分な空間を確保した。また、中国南方航空東京支店と連携し、到着後の物資引き渡し用の優先通路を設けた。

 川崎市は今年1月31日、瀋陽市に向け医療用マスク8万枚を寄贈している。(c)Xinhua News/AFPBB News