【3月9日 AFP】19-20NBAは8日、各地で試合が行われ、レブロン・ジェームズ(LeBron James)とアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が合計58得点をマークしたロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が、112-103でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)から今季初勝利を挙げた。

 ウエスタンカンファレンスの頂上対決となった試合で、ジェームズが28得点9アシスト、デイビスがチーム最多の30得点を稼ぎ出した。レイカーズは4連勝を飾り、さらに昨年10月の開幕戦とクリスマスゲームで連敗していたクリッパーズへの雪辱も果たした。

 ジェームズは「俺たちはどちらもプレーオフに向けてギアを上げているチーム」「激闘だった」と話した。

 ジェームズとデイビスは両カンファレンスの1位同士の対戦となった6日のミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)戦でも、二人だけで他のチームメート9人の合計を上回る67得点を挙げ、チームもきょう以上の見事な内容でヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)を擁するバックスを113-103で破っていた。

 ただし今回はバックス戦と異なり、エイブリー・ブラッドリー(Avery Bradley)の攻撃面での貢献も大きかった。ブラッドリーは3ポイントシュート12本中6本を成功させて24点を記録した。

 ジェームズは「自分たちにとって大きな週末になることは分かっていた。金曜に当たったバックスはリーグナンバーワンのチームで、クリッパーズには2回負けている。どんな相手だろうと、全敗はごめんだった」とコメントした。

 フランク・ボーゲル(Frank Vogel)ヘッドコーチ(HC)は、この日のジェームズは今まで見た中で一番良かったと話している。

「きょうの彼は信じられない」「レイカーズの選手としては最高の週末だった」「過去最高の2連戦で、相手を抑えるのにも貢献してくれた。AD(デイビス)も当たっていたが、今夜はファウルトラブルがあった」「レブロンは相手に格の違いを見せた。2試合とも圧巻だったよ」

 対するクリッパーズは、ポール・ジョージ(Paul George)がチーム最多の31得点、昨季のファイナルMVPであるカワイ・レナード(Kawhi Leonard)が27得点を決めたが、連勝は6で止まった。

 レイカーズはバックス戦の勝利で7年ぶりとなるポストシーズン進出を決めており、クリッパーズとはプレーオフで再び顔を合わせる可能性がある。(c)AFP