【3月9日 AFP】19-20スペイン1部リーグは8日、第27節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はアウェーでレアル・ベティス(Real Betis)に1-2で敗れ、前節の「エル・クラシコ(El Clasico)」の勝利で手にしたリーグ戦の主導権をすぐさまFCバルセロナ(FC Barcelona)に奪われた。

 ベティスは本拠地エスタディオ・ベニート・ビジャマリン(Benito Villamarin Stadium)でふさわしい白星を挙げたが、一方のレアルはフラストレーションのたまる二つのミスでバルセロナに首位の座を明け渡し、2ポイント差の2位に後退した。

 セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のボールコントロールが大きくなったところからシドネイ(Sidnei)に先制点を許したレアルは、前半終了間際にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がPKを決め同点に追いついた。

 しかし82分、そのベンゼマが中盤でパスミスをすると、これに抜け出したクリスティアン・テージョ(Cristian Tello)が思い切り良く勝ち越しゴールを挙げた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「きょうはすべてを欠いていた。今季最悪の試合だった。エネルギー、流れ、ボール支配、積極性が無かった。ついていない日で、そういう日もあるものだ。責任は私が負う。うろたえる必要は無いが、満足もできない」とコメントしている。

 ベティスの公式戦8試合ぶりの勝利は、1位と2位が頻繁に入れ替わる今季のリーグ戦にまたしても変化を加えた。ベティスは12位に浮上し、降格圏との差を8ポイントとした。

 前週に行われたバルセロナとの直接対決を2-0で制し、少なくとも精神面では大きな前進を見せたかに思われたレアルだったが、ベティス戦の黒星はエル・クラシコでのあらゆる努力を帳消しにし、守備面の不安がたちどころに再浮上した。

 公式戦の直近4試合で3敗し、ここ7試合でも2勝しかしていないレアルは、バルセロナがピッチ内外で問題に悩まされていることを考えれば、慈悲を垂れるかのごとく調子を落としている。

 13日にSDエイバル(SD Eibar)とのホームゲームを控えているレアルはその後、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でマンチェスター・シティ(Manchester City)とのアウェーゲームに臨むが、第1戦での1-2という結果をひっくり返す可能性は、よくてもわずかしかない。

 ベティス戦でも不調が続いたラモスはシティとの第2戦で出場停止となっており、エデル・ミリトン(Eder Militao)が代役を務めるとみられている。ミリトンはこの日、体調不良で欠場したダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)の代わりとして右サイドバックで先発し、左サイドバックにはフェルラン・メンディ(Ferland Mendy)ではなくマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が起用された。

 また、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)は公式戦4試合連続で先発メンバーから外れた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT