【3月7日 Xinhua News】中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)桂林市(Guilin)にある小学校の先生や児童らがこのほど、オンライン授業を利用して、日本への感謝と激励の気持ちを絵と古詩で表現した。児童らは新型コロナウイルスによる肺炎の流行期間に日本から寄せられた援助に感謝の意を表し、また日本もウイルスに打ち勝つよう、願いを込めて絵を描き、さらに古詩を添えた。

 桂林市外事弁公室によると、新型肺炎の流行期間中、同市の国際友好交流都市や組織から、マスクや医療物資の寄贈があった。日本の兵庫県加古川市国際交流協会が外科医療用マスク3000枚、熊本県熊本市と社会福祉法人慈永会(同県天草郡)がマスク5万枚などを桂林市に寄贈した。これらの物資は同市の新型肺炎予防抑制指揮部(対策本部)に届けられた。

 同市と友好都市提携を結ぶ熊本市の大西一史(Kazufumi Onishi)市長は、桂林市の秦春成(しん・しゅんせい)市長に信書で、熊本地震の際に桂林市から励ましと援助をいただいたことに感激しているとし、桂林市が一日も早く新型肺炎との闘いに勝つよう、熊本市が全力で必要な支援をすると伝えた。

 新型肺炎の発生以降、教師や児童らは日本からの支援物資に記された古詩に興味を持った。皆で詩句を選び、各自が自宅で絵を描き、それをネット上で共有し、現在新型肺炎の拡大と闘う日本が、一日も早く新型肺炎に打ち勝つように願った。(c)Xinhua News/AFPBB News