【3月8日 AFP】ルーマニア・ブカレストで、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者の顔写真を半分にしたものを掲げ、女性の権利を訴える市民団体の活動家たち。この抗議活動は、接近禁止命令が出された加害者に監視装置のブレスレット装着などが科されていないことについて問題を提起している。

 1万4000人以上の会員がいる同国NGOの「Declic」は、加害者の電子監視装置を着けることを義務化する法案を早く採択するよう国会議員らに要請した。

 同国では、3割の女性が、人生のある時期に身体的または性的暴力を受けたことがあるという。2018年には、約1万8000人の女性が家族から殴られるなどの暴行を受け、女性が殺害される割合は、欧州連合(EU)加盟国の平均を上回っている。(c)AFP