【3月6日 AFP】男子テニス、元世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は5日、故障の回復を目指す中で、今月のマイアミ・オープン(Miami Open 2020)で戦線復帰できることに期待を寄せた。

【関連記事】マレーにさらなる手術の可能性、芝シーズンに五輪欠場も

 当初は軽度の骨挫傷と診断されていたけがで、この3か月間ボールを打つことができなかった32歳のマレーは、コートでの練習に復帰した。前週には、問題の原因が2019年1月に受けた股関節置換手術の影響による骨増殖であると明かし、このまま痛みが続くようであれば再び手術に踏み切る可能性があると認めていた。

 しかしながら、この日テニスの国内統括団体、英国庭球協会(LTA)のナショナルテニスセンター(NTC)が投稿したインスタグラム(Instagram)の短い動画では、経過が順調であることに満足している様子を見せた。

 25日に開幕するマイアミ・オープンには、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する可能性を示唆しているマレーは、米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の有料会員向けサービス「プライム・ビデオ(Prime Video)」で、「トレーニングに励みながら、マイアミに備えている」と明かした。

「この数か月はリハビリに専念し、体を鍛えるなどいろいろなことをしていた。腰回りの筋肉はよく動いている。ただ、テニスをプレーしていなかっただけだ」「国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020)以降の3か月は40分間の練習を2度しただけだったから、しばらく体力づくりをして、再びコートで良い感触を得られるようにする必要がある。何か問題が生じない限り、今はそういうプランでいく」 (c)AFP