パリ行きの高速鉄道TGVが脱線、21人負傷 ストラスブール近郊
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【3月5日 AFP】フランスで5日朝、東部ストラスブールから首都パリへ向かっていた高速鉄道TGVの列車が脱線し、運転士が重傷を負った他、20人が負傷した。フランス国鉄(SNCF)と地元当局が明らかにした。事故原因は、線路下の土手が崩れていたためだという。
事故現場はストラスブールの北西約30キロ地点。運転士はヘリコプターで救急搬送された。
現場のAFP記者によると、車両はほぼ無傷だが、先頭車両は傾き、さらに少なくとも2つの車両が脱線している。
仏民放BFMの電話取材に応じた乗客によると、列車はストラスブールを午前7時19分(日本時間同日午後3時19分)に出発し、約20分後に脱線したという。
この乗客は「突然衝撃を感じて、気付いたら列車が砂利の上を走っていた。しばらく走り続け、そのうち車体が傾き始めた」「私たちは3号車に乗っていたが、窓はすべて割れ、車両は脱線していた」と証言した。(c)AFP