マンUがルーニー擁するダービー下しFA杯8強、9戦無敗でシティ戦へ
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【3月6日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は5日、5回戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)を擁するイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のダービー・カウンティ(Derby County)を3-0で下し、8強入りを果たした。
ルーク・ショー(Luke Shaw)が先制点をマークし、その後オディオン・イガロ(Odion Ighalo)に2ゴールが生まれたユナイテッドは、2部のダービーを相手に危なげなく勝利し、準々決勝ではアウェーでノリッジ・シティ(Norwich City)と対戦することになった。
ユナイテッドの最多得点記録保持者であるルーニーは1月、米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)からダービーに移籍。2018年以降、初めてとなった古巣との対戦では2度のシュートをGKセルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)にはばまれた。
しかし、アウェーのユナイテッドは試合を終始リードし、8日に予定されているホームでのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦を前に、公式戦の無敗を9試合に伸ばした。
FA杯とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)で勝ち残っているユナイテッドは、プレミアリーグでも4位チェルシー(Chelsea)と3ポイントの5位につけており、トップ4入りを果たすことで来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権を手にする可能性もある。
苦しかった1年を記憶に残る形で締めくくろうとしているユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、アクセルを緩めず戦うよう選手に求めた。
スールシャール監督は「われわれに試合や大会をえり好みするつもりはないから、きょうの試合が最優先だった。すべてを目指して戦わねばならないし、それがユナイテッドとしてあるべき姿」とコメントした。
「また(準々決勝も)アウェーでの試合だが、それにはもう慣れた。(FA杯の抽選でアウェーゲームを引くのが)7回連続でしょう? 優勝したいなら、最後まで必死に取り組まねばならない。今はチャンスを手にしている」
「チームのパフォーマンスにとても満足しており、勝ち上がれたことをうれしく思う。敵地で勝ちが本命視されていて、日曜日(8日)にはシティ戦があることがどれほど選手たちの考え方に影響するか決して分からないが、プロらしい戦いだった」
「チームは調子を取り戻し、良い守りを見せた。直近9試合でクリーンシートは7度だ」 (c)AFP