【3月5日 AFP】人気スパイ映画「007」シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time to Die)』の公開が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて11月に延期されることが決まった。製作陣が4日、発表した。今月31日に英ロンドンでプレミア上映された後、4月から世界公開を予定していた。

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 007公式ツイッター(Twitter)アカウントへの投稿によると「MGM、ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソン(Michael G. Wilson)とバーバラ・ブロッコリ(Barbara Broccoli)は本日、世界の映画市場の動向を慎重に検討し綿密に評価した上で」公開延期を決定したという。

 新たな公開日については、「2020年11月12日に英国で公開され、その後、世界公開される。全米公開は11月25日になる」としている。

 新型ウイルスの流行をめぐっては、世界各国でサッカーの試合やカーニバル、コンサート、展示会など商業イベントのキャンセルが相次いでいる。自動車業界の主要イベントであるジュネーブ国際自動車ショー(Geneva International Motor Show)も中止された他、10~12日に予定されていた世界最大の出版見本市、ロンドン・ブック・フェア(London Book Fair)も4日、今年の開催を断念すると発表した。(c)AFP