【3月5日 AFP】米玩具大手マテル(Mattel)は8日の「国際女性デー(International Women's Day)」に先立ち、女性スター選手らを模した「バービー(Barbie)」人形を発表した。女子スポーツ界のロールモデルをたたえるもので、英陸上選手のディナ・アッシャースミス(Dina Asher-Smith)さんは、自身のバービーを手に「誇りに思っている」と語った。

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 アッシャースミス選手の他、フランス女子サッカーのキャプテン、アマンディーヌ・アンリ(Amandine Henry)選手や、ウクライナのフェンシング世界女王、オリガ・ハルラン(Olga Kharlan)選手を模した人形が披露された。

 これらの人形は、少年と少女の「夢の差」を埋める「ドリーム・ギャップ・プロジェクト(Dream Gap Project)」の一環で製作された。女子が潜在能力を発揮できない要因への認識を高めるため、マテルが始めた社会的なキャンペーンだ。

 アッシャースミス選手は、昨年の世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)で女子200メートルを制したスター選手。自身のバービー人形ができたことを誇りに思うと話し、「成長するにつれて、スポーツをする女性はメディアで目立たなくなります。女性のスポーツに関しては、まだ不均衡があります。だからこそ、ロールモデルを示すことがとても重要なのです」「幼い女の子が私の人形を見て、スポーツを始めたいと思い、スポーツを楽しみ続けることを願っています」と語った。(c)AFP