【3月4日 Xinhua News】中国国家移民管理局(NIA)国境警備検査管理司の劉海濤(Liu Haitao)司長は1日、北京で開かれた記者会見で、外国からの新型肺炎患者の流入を防ぐためビッグデータ分析を行っていると明らかにした。

 劉氏は、外国でも新型肺炎が大流行する恐れが高まっている中、この病気が発生している国や地域から来る人たちを乗せた国際航空便が到着する前にビッグデータ分析を行っていると述べた。

 ビッグデータ分析の結果は、検疫を効果的に実施する時間を確保するため税関当局の検疫部門にも伝えており、目下のところ外国からの新型肺炎の流入防止が国家移民管理局の主な任務になっているという。

 劉氏は、出入境による新型肺炎の拡散を防ぐため、関係国の入国規制情報を収集・公開するとともに、中国大陸からの外国旅行については延期あるいは中止を呼び掛けており、厳格な出入境管理と情報共有を通じて各国・地域と協力してこの病気と闘うため、国際協力を一層進めていくと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News