【3月4日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は3日、5回戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はアウェーでチェルシー(Chelsea)に0-2で敗れ、準々決勝進出はならなかった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、公式戦の直近4試合で3敗目を喫したものの、今季最高の時期はこれから訪れるかもしれないと主張した。

 リーグ戦の無敗記録が44試合で途切れた前週末のワトフォード(Watford FC)戦から7人の先発を入れ替えたリバプールだったが、それでもFAカップでエバートン(Everton)とシュルーズベリー・タウンFC(Shrewsbury Town FC)を下した若手主体のチームよりもはるかに強力なメンバーを起用した。

 しかし、ウィリアン(Willian Borges da Silva)とロス・バークリー(Ross Barkley)にゴールを許し、まさに必要としていた自信をチェルシーに与える結果となった。

 クロップ監督は「0-2での負けは良くないが、説明は比較的簡単だ。失点の場面で大きなミスを二つ犯した」とコメントした。

 2位に22ポイント差をつけてプレミアリーグで首位に立っているリバプールは、30年ぶりのリーグ制覇に向けていまだ順調に進んでいる。

 しかし、ひとたびリーグ優勝を決めてしまえば、来週行われるアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦第2戦で、初戦の0-1というスコアをひっくり返さない限り、タイトルを懸けた今季の挑戦は早々に終了してしまう恐れがある。

「シーズン全体の中で最高の3週間ではないが、これから最高の3週間にするチャンスだ。そうするつもり」と語ったクロップ監督は、「誰もわれわれのことを気の毒に思う必要はない。チームはこれからも勝利する。それが(次戦が行われる)土曜日(7日)に望むこと」と付け加えた。(c)AFP/Kieran CANNING