【3月3日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby)の主催者は2日、今季残りの試合は予定通り行うとしながらも、新型コロナウイルスを抑制する対策が進められていく中で、スケジュールを変更する可能性を除外しなかった。

 7日にアイルランドの首都ダブリンで予定されていたアイルランド対イタリアの一戦はすでに延期されているものの、ウイルスの流行状況を監視している各国政府の決断がない限り、主催者は残りの試合は続行する意向を示した。

 この日仏パリで開かれたラグビー関係者の会合では、ウイルスによる感染者と死者の数が増えていく中で、シックスネーションズの日程をさらに変更する必要があるかどうか検討された。

 主催者が発表したコメント文では、「最新情報を基にした現状においては、現在日程が組まれているシックスネーションズの全試合を開催する予定である」「現時点では何らかの予定変更を発表することは控えるが、引き続き状況を見定めていく」と述べられていた。

 その上で、今後のさらなるスケジュール変更の可能性は除外せず、「これからの数日間で、多くの国では重要な政府の会議が開かれる。それらの会議の結果、どのようなガイドラインが示されるのか見守っていく必要がある」との見解を示した。(c)AFP