【3月15日 AFP】英ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)で先月29日、「着物 京都からランウェイへ(Kimono: Kyoto to Catwalk)」展が開幕し、もともとは裾の長いシンプルなデザインだった着物をさまざまにアレンジした作品が100点以上展示されている。

 V&Aのトリストラム・ハント(Tristram Hunt)館長は、「着物のファッションがいかに文化的・地理的境界を超えて応用されているかという証拠」だとして、日本人デザイナーの斉藤上太郎(Jotaro Saito)氏のモダンな着物や、英国人ファッションデザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)氏が2007年にディオール(Dior)のショーで手掛けた着物などを示した。

 男女を問わず着用される着物が欧州に渡ったのは、江戸時代。当時の日本は鎖国政策を取っていたが、その中で貿易を許可されていたオランダ東インド会社(Dutch East India Company)が着物の紹介に一役買った。

 19世紀、日本はフランスの絹で着物を作り始めた。一方欧州は、日本の布地で着物を作り始めた。以来、着物は世界中のファッションに影響を与え続けている。

 会期は6月21日まで。(c)AFP/Anna CUENCA