【3月3日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)の創業者、馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)氏が設立した「馬雲公益基金会」と同グループの「アリババ公益基金会」は2日午後、微博(ウェイボー、Weibo)を通じて、マスク100万枚を日本に寄付すると発表した。

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 両基金会は中国のSNS「微博」で「出発! マスク100万枚が今日、日本に向かう。必要とする人の助けになることを望む。アリババの気持ちだけでなく、大勢の中国人の気持ちだ。日本の状況が好転するように! 中国の状況が好転するように!」とメッセージを投稿した。

 マスクは両基金会が多方面から緊急に調達した。日本到着後は一般社団法人医療国際化推進機構(IMSA)の二階俊博(Toshihiro Nikai)名誉理事長を通じて、物資を必要とする部門へ送られる。

 1日夜に浙江省(Zhejiang)嘉興市(Jiaxing)を出発した物資は、既にアリババの物流子会社「菜鳥網絡(CAINIAO)」の上海倉庫に到着しており、3日未明にも日本に向け空輸される。

 中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以降、日本政府と社会各界は続々と援助の手を差し伸べ、大量のマスクや防護服などの医療物資を寄付した。馬氏は微博で「青山一道、同担風雨(同じ山を見る近隣同士、共に風雨に耐えよう)。全てがすぐに良くなると信じよう」とメッセージを送った。(c)Xinhua News/AFPBB News