【3月3日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は2日、5回戦の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は先発選手を9人入れ替えながらも、フットボールリーグ1(3部)のポーツマス(Portsmouth FC)を2-0で下し、8強入りを果たした。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督はリスクを冒したと認めたが、まさかの敗退を喫したヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)で受けた精神的ダメージが残っている主力選手が何人かいたため、そうするしかなかったと主張した。

 敵地フラットン・パーク(Fratton Park)に乗り込んだアーセナルは、前半アディショナルタイムにソクラティス・パパスタソプーロス(Sokratis Papastathopoulos)が先制点を挙げると、51分にはエディ・エンケティア(Eddie Nketiah)が追加点をマークし、準々決勝に駒を進めた。

 先月27日に行われたヨーロッパリーグのオリンピアコス(Olympiacos)戦で試合終了間際に失点し、痛恨の黒星を喫していたアーセナルにとっては、元気を出す上でまさに必要としていた結果になった。

 ダビド・ルイス(David Luiz)とブカヨ・サカ(Bukayo Saka)以外のメンバーをすべて変更し、経験の浅い選手を起用したアルテタ監督は、この采配がタイトル獲得の最後の望みを危ういものにする可能性があったと認めた。

 アルテタ監督は若手主体のチームについて、「彼らはこの機会を得るのに十分に値した。この大会で起用するのがリスキーなのは分かっているが、彼らには危険を冒す価値がある」とコメントした。

 オリンピアコス戦の終了間際に決定機を外し、涙を流したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)やメスト・エジル(Mesut Ozil)はこの日の登録メンバーに入らず、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)とニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)もベンチスタートとなった。

 アルテタ監督は「チームの状態を確認したところ、身体的に疲弊していたり、問題があったり、あの日起きたことを精神的に引きずったりしている選手がいた」と続けた。

「彼らの状態を理解していたから、ふさわしいチームを選び、その機会を最大限生かした。勝利すれば問題ないが、敗れればもちろんその判断は間違っていたことになる」「気力や集中力、あるいはこの大会でプレーしたいという意欲や野心が非常に重要」 (c)AFP