【3月1日 AFP】東京マラソン2020(Tokyo Marathon 2020)は1日、新型コロナウイルスの影響で約3万8000人の一般ランナーは出走せず、エリートランナーのみで行われ、大迫傑(Suguru Osako)が自身の持つ日本新記録を更新する2時間5分29秒をマークして男子の部4位に入った。

 東京五輪の代表選考会を兼ねて行われたレースは、車いす部門を含む約200人に出場選手を限定して開催され、男子の部ではビルハヌ・レゲセ(Birhanu Legese、エチオピア)が2時間4分15秒で大会連覇を果たし、女子の部はロナー・チェムタイ・サルピーター(Lonah Chemtai Salpeter、イスラエル)が2時間17分45秒で制した。

 東京マラソンは新型コロナウイルスの影響を受けた大型スポーツイベントの一つで、前週には6日から兵庫県三木市で行われる男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020)が無観客で開催されることが発表されたほか、サッカーJリーグも15日までの全試合延期が決まっていた。

 安倍晋三(Shinzo Abe)首相は、国内でのウイルス拡大を抑えるため、大型イベントの中止または延期を主催者に要請している。(c)AFP