【2月29日 AFP】テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2020)は28日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2で第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を一蹴し、決勝進出を決めた。

 過去2度の大会制覇を誇るナダルは、安定した強烈なフォアハンドと精密なサービスを駆使してディミトロフに完勝。ノーシードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と対戦する29日の決勝では、勝利が本命視されている。

 2005年と13年に優勝を飾っているナダルは「かなりうれしい。友人の一人である世界屈指の選手を相手に、素晴らしい勝利だ」「試合の中でレベルを上げたと思うから、そこは良かった」と振り返った。

 ディミトロフとの戦績を13勝1敗としたナダルは、今大会の4試合でわずか20ゲームしか落としておらず、すべてストレート勝ちを収めている。

 一方でフリッツは、第5シードのジョン・イズナー(John Isner)との同胞対決を2-6、7-5、6-3で制して勝ち上がりを決めた。22歳のフリッツにとって、決勝は初のナダル戦となる。(c)AFP