【2月28日 AFP】イタリアの男子プロゴルファーで、コロナウイルスの感染が疑われて隔離されていたエドアルド・モリナリ(Edoardo Molinari)とロレンツォ・ガッリ(Lorenzo Gagli)が27日、欧州ツアーのオマーン・オープン(Oman Open 2020)に土壇場で出場が認められ、初日に首位争いを演じた。

 インフルエンザのような症状に苦しんでいたガッリと、第147回全英オープン(The 147th Open Championship)を制したフランチェスコ(Francesco Molinari、イタリア)を弟に持つモリナリは、今回ルームメートだったことからトーナメントの棄権を余儀なくされ、予防措置として隔離されていた。

 しかしながら、オマーンの保健省からガッリの検査結果が陰性だったと通達されたため、二人はプレーを許可された。

 すでにドローから外されていたものの、両選手は同日遅くにコースに出て一緒にプレー。ガッリは17ホールを終えて3アンダー、モリナリが2アンダーとしたところで日没サスペンデッドとなった。

 モリナリはツイッター(Twitter)に、「この36時間の出来事に、まだショックを受けている。自分はとても元気だし、良き友人のロレンツォもそうだ」「とても恐ろしくて悩ましい状況だった。なぜなら、自分たちの手には負えず、何もはっきりしていないからだ」と投稿した。

「欧州ツアー、オマーン保健省、オマーンのゴルフ連盟、そしてその他全関係者が信じられないような仕事をしてくれた。このひどい状況の中で、自分たちを助けようとあらゆる努力をしてくれた」「万事、大丈夫であることを神に感謝している。今朝の時点では不可能に思えたけれど、自分たちは元気で、またゴルフをプレーできている」 (c)AFP