【2月28日 AFP】サウジアラビアは27日、イスラム教の聖地への小巡礼「ウムラ(Umrah)」のため同国を訪れる人々へのビザ発給を、一時的に停止した。新型コロナウイルス対策として講じられた異例の措置で、7月に始まる大巡礼「ハッジ(Hajj)」についても懸念の声が上がっている。

 サウジの聖地メッカ(Mecca)とメディナ(Medina)には、毎年数百万人が巡礼に訪れる。

 ウムラは、時期を問わずに行われるメッカへの巡礼を指し、そのために世界中から訪れる敬虔(けいけん)なイスラム教徒の数は毎月数万人に上る。

 サウジは同時に、ウイルス感染症拡大の懸念から、感染者が報告されている国々からの観光客に対するビザの発給も一時的に停止した。

 同国ではこれまでのところ、ウイルス感染者は報告されていないが、近隣諸国で感染が拡大していることに警戒を示している。ビザの発給停止は一時的なものだとしているが、再開時期については言及していない。

 映像は小巡礼「ウムラ」のためメッカを訪れた人々、27日撮影。(c)AFP/Anuj CHOPRA