【2月28日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の元スーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏が2000年のNBAファイナルで着用していたユニホームや、米カリフォルニア州ハリウッドの映画館「TCLチャイニーズ・シアターIMAX(TCL Chinese Theatre IMAX)」に刻まれた同氏の手形などが、4月30日に行われる競売に出品されることになった。

 米競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auctions)が27日に発表した内容によると、先月のヘリコプター墜落事故で13歳の娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら8人とともに41歳で亡くなったブライアント氏の記念品が、300点以上に上るスポーツ関連のアイテムに含まれるという。

 2000年のNBAファイナルでレイカーズがインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)を下し、ブライアント氏が初めてリーグの頂点に立った際の背番号8のホームユニホームは、落札価格が1万ドル(約109万円)から2万ドル(約218万円)になるとみられている。これには、レイカーズの伝説的選手ウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏を哀悼する腕章も含まれている。

 2011年にチャイニーズ・シアターで作成されたブライアント氏の手形は、4000ドル(約43万7600円)から6000ドル(約65万6400円)の値がつくと予想されている。この手形は通常ハリウッドの銀幕スターを記念するものとなっているが、スポーツ選手が仲間入りするのは同氏が初めてのことだった。

 他には、2006-07シーズンに着用した背番号24のユニホーム、黒と白のサイン入りシューズ、さらにはブライアント氏を含めた2009-10シーズンのレイカーズの優勝メンバーがサインしたバスケットボールもあるという。

 ジュリアン・オークションズのダレン・ジュリアン(Darren Julien)会長は、「ブライアント氏のコレクションを出品し、バスケットボール界のみならず世界中にインスピレーションを与えた偉大な人物を哀悼することを誇りに思う」と述べた。(c)AFP