【2月29日 AFP】古典に流行はない──伊フィレンツェ(Florence)のピッティ宮殿(Pitti Palace)で開催中の展覧会「Worn by the Gods(神々の足元)」がそれを証明している。

 同展は、古代ローマ時代の質素なサンダルのデザインが、現代のファッションや映画に及ぼした大きな影響をたどっている。世界中の博物館から集めた彫刻や飾りつぼ、古今のサンダルなど80点が一堂に展示されており、現代の視点から見ても古代の優雅さに圧倒される内容だ。

 キュレーターの一人、ファブリツィオ・パオルッチ(Fabrizio Paolucci)氏はAFPに対し、「古来から単なるアクセサリー以上の存在とみなされていた靴を、展示の主役にすることを意図した」と語った。展覧会は4月19日まで開催される。

 映像は1月30日撮影。(c)AFP/Alexandria SAGE