【2月28日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第2回バルセロナ合同テストは27日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で2日目が行われ、4度の総合優勝を誇るフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、145周を走行して1分16秒841の最速タイムを記録した。

 スピンする場面がありながらもこの日唯一1分17秒を切ったベッテルだが、そのタイムを深読みしすぎることはなかった。

「難しい気象条件だった。強風だったから、これまでの5回のテストでは最も難しかった」「それできょうの結果はそれほど象徴的なものではなくなった」

 ベッテルに続いて、アルファタウリ(AlphaTauri、旧トロ・ロッソ〈Toro Rosso〉)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が2番手タイム、レーシングポイント(Racing Point)のランス・ストロール(Lance Stroll)が3番手タイムを記録している。

 一方でメルセデスAMG(Mercedes AMG)の王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)はまさかのエンジントラブルに見舞われて早めの切り上げを強いられたが、最終日での巻き返しを誓った。

 午後の走行となったハミルトンは、油圧の問題が生じたために14周しかできなかった。

 ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher、ドイツ)氏に並ぶ史上最多7度目の総合優勝を目指すハミルトンは、「きょうは14周しかできなかったが、その間はすべてが良い感覚だった」と振り返った。

「ネガティブなことに目を向けるのではなく、われわれは取り組まねばならないことをいくつか見つけた。それを解決するために努力し、懸命に取り組み続ける」

「あすの午前にマシンに戻って、すでに記録している走行距離を伸ばすのが楽しみだ」 (c)AFP