【2月27日 AFP】米IT大手マイクロソフト(Microsoft)は26日、新型コロナウイルス流行の影響でソフトウエア「ウィンドウズ(Windows)」とタブレット端末「サーフェス(Surface)」の売り上げの落ち込みが見込まれるとして、1~3月期の業績予測を下方修正した。

 マイクロソフトでは、コンピューター機器メーカーに対するウィンドウズのライセンス供与が主要な収益源となっており、取引先工場の一時閉鎖や生産中止が収益に響く可能性がある。さらに、サーフェスの製造は、工場閉鎖の直接的な影響を受ける恐れがある。

 今回の発表を受けて、マイクロソフト株は米株式市場時間外取引で約1%下落した。

 米電子機器大手アップル(Apple)も先週、1~3月期の売り上げが予想を下回ると発表した。

 アップル端末の大半を生産する中国を中心とした世界的な新型ウイルス流行により、世界における「iPhone(アイフォーン)」の供給が「一時的に制限される」見通しだと述べた。

 アップルは部品供給を中国業者に依存する一方、中国市場で大きなシェアを有しているため、需給両面で打撃を受けている。(c)AFP