【2月26日 AFP】(更新、写真追加)女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算5勝のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が26日、引退を表明した。

 シャラポワは雑誌「ヴォーグ(Vogue)」および「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」に掲載された記事で、「テニスに──私はさようならを言います」と表明。

「28年間、そして5度のグランドスラムを経ましたが、私はもう一つの山に上る──つまり、異なる分野で競っていく用意があります」と語った。

 現在32歳のシャラポワは、17歳の時にウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を果たし、世界にその名を知らしめた。

 その後もグランドスラムでタイトルを獲得したシャラポワだったが、2016年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で行われたドーピング検査で陽性反応が出たため、15か月の出場停止処分を受けた。

 かつて世界ランキング1位に輝いた実績を持ちながらも、ここ1年は肩の故障に悩まされており、今年の全豪オープンでは初戦敗退に終わるなど、現在は373位まで落ち込んでいた。(c)AFP