【3月1日 CNS】中国・四川省(Sichuan)成都(Chengdu)商務局は先月23日、成都中古車流通協会による最新調査を発表した。協会の会員企業や代理店など86社のうち84%にあたる72社が業務を再開したという。

 新型コロナウイルスの影響で店舗での対面販売は依然として難しい中、多くの中古車販売店が「無接触」販売サービスを導入。インターネットを通じたライブ動画やバーチャル映像などを通じてビジネスをしている。

 消費者はネットを通じてディーラーと相談や契約を行い、車両の消毒作業を終えた後、最後まで無接触で自動車を購入する。一部の店舗では専門の中古車鑑定士がいて、顧客に無料でオンライン査定サービスを実施している。顧客は車両の情報と運転免許証を提出するだけで、自宅にいながら車の買い替えができる。

 こうした販売店の多くは、従業員に電話会議を通じて、無接触販売サービスに必要なビジネス知識や販売マニュアルを指導している。

 成都中古車流通協会の担当者は「市から無償で消毒剤や体温計、マスクを各社に配布してもらっており、中古車市場の再開の強力な支えになっている」と話す。まだ休業中の中古車販売店も業務再開を検討しており、必要な防疫措置を進めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News