【2月27日 Xinhua News】新型コロナウイルスによる肺炎の発生後、中国・上海市で多言語による24時間電話相談ホットラインサービスが少なくとも2回線開設され、市内在住の外国人に一層の安心を提供している。

 同市の有名な市民サービスホットライン「12345」は2月、多言語での感染関連情報サービスを開設した。上海市人民政府外事弁公室の青年ボランティア16人が常時対応し、オンライン同時通訳を提供している。

 もう1回線は「962288」で、主に英、仏、日、独、ロ、スペイン、アラビアなどの各言語によるサービスを提供している。英語は24時間対応しており、日本語は今月10日以降、毎日午前9時から午後7時まで対応している。オペレーターは外国人に、自宅にいながらマスクを予約購入する最も手軽な方法や、最短時間でさまざまな証明書類をそろえる方法を案内している。

「962288」は数年前に日本のメディアからも称賛されており、上海在住の日本人は無償で便利なホットラインサービスを歓迎している。

 今年の春節(旧正月、Lunar New Year)長期休暇期間中、「962288」は何千という外国人からの電話相談を受けた。

 同市外事弁公室も今月からサイトで中、英、仏、日、韓などの各言語による感染予防・抑制情報サービスの提供を始めた。関連情報と注意呼び掛けはすでに450回の更新を重ねている。(c)Xinhua News/AFPBB News