【2月26日 AFP】テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2020)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はパブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar、スペイン)を6-3、6-2で下し、王座奪還に向けて再び走り出した。

 先月行われた全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)の準々決勝でドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れた後、これが初めての実戦となった33歳のナダルは、同胞のアンドゥハルを90分で退け2回戦に駒を進めた。

 ナダルは試合後、「しばらく試合に出場していなかった場合、最も重要なのは勝利すること。リズムをつかんで自信を得るには、きょうのような試合が必要だった」とコメントした。

 さらに、高温多湿なメキシコ・アカプルコ(Acapulco)の環境にも順応している最中だと認め、「ぎこちない1回戦だった」「実戦からしばらく離れていたし、気温の変化も激しかった。勝利に満足している」と話した。

 26日に予定されている2回戦では、アレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に勝利したミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)と対戦する。

 全豪オープン後、同大会で最多8度目の優勝を果たしたノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)にナンバーワンの座を譲ったナダルだが、仮にジョコビッチがドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)で4強入りを逃せば、あと1勝で世界1位の座を奪還することができる。

 他の試合では、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が予選勝者の莊吉生(Jason Jung、ジェイソン・ジュン、台湾)に7-6(8-6)、6-1で勝利。ラッキールーザーのダニエル太郎(Taro Daniel)は2-6、6-2、3-6で韓国のクォン・スンウ(Kwon Soonwoo)に敗れた。(c)AFP