【2月26日 AFP】イランの保健副大臣が25日、新型コロナウイルスの検査を受けて陽性反応が出たことを認めた。同国では同ウイルスの感染が拡大している。

 イラジ・ハリルチ(Iraj Harirchi)保健副大臣は前日24日、アリ・ラビエイ(Ali Rabiei)政府報道官と共に臨んだ記者会見の際、時折せきをして汗をかいているような様子を見せていた。

 これに先立ち同国では、ある議員がイスラム教シーア派(Shiite)の聖地コム(Qom)で、新型ウイルスにより50人が死亡したと主張。ハリルチ氏は24日の会見でこれを否定し、もしこの死者数が事実と判明すれば辞任すると述べていた。

 同氏は自ら撮影したとみられる動画で、自身がウイルスに感染していることを認めた。この動画は国営テレビで放送された。

「昨夜熱があり、きょう午前0時ごろ初期検査で陽性となった」と動揺を見せずに語った同氏は「以来、ある場所で自らを隔離状態に置いている。数分前に最終結果が確定したと告げられたため、今まさに服薬を始めるところだ」と明かした。

 同氏は「皆さんに伝えたかったのは…われわれは今後数週間で、このウイルスにきっと打ち勝つということだ」と述べた一方で、「ウイルスは差別しない」ため、地位にかかわらず誰にでも感染するとして、警戒を呼び掛けた。

 イランでは25日の時点で、死者15人、感染者は95人となっている。

 映像前半は24日の会見時の様子、IRAN PRESS提供。後半は感染を公表する同氏の動画、イラン国営テレビIRINN提供。(c)AFP