【2月26日 AFP】インドネシアの首都ジャカルタで25日、豪雨により洪水が発生し、数十の地区が冠水などの被害に見舞われた。ジャカルタとその周辺では先月にもここ数年で最悪の洪水が発生し、70人近い死者が出たばかり。

 現時点では死傷者に関する情報はないが、一部では町全体が泥水に漬かっていて機能がまひしており、停電が起きている地区もある。

 インドネシアの防災当局によると、少なくとも81の地区で浸水が発生。およそ10本の有料道路が通行止めになっているほか、鉄道路線もいくつか運転を見合わせている。一部の地区では浸水の高さが127センチに達している。

 土地が低いジャカルタでは、11月前後に始まる雨期に洪水が起きやすい。今年1月には豪雨による洪水と地滑りにより、ジャカルタ市内と近郊で70人近くが死亡、数千人が避難を余儀なくされた。

 映像は浸水した地域で遊ぶ子どもたち、25日撮影。(c)AFP