【2月26日 AFP】イタリア・セリエAを主催するレガ・セリエA(Lega Serie A)は25日、サポーターが新型コロナウイルスへの感染拡大をやゆするチャントを歌ったブレシア(Brescia Calcio)に対して、1万ユーロ(約120万円)の罰金を科したと発表した。

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 イタリア北部に拠点を置くブレシアのサポーターは21日に行われたナポリ(SSC Napoli)戦で、相手ファンに対して「ナポリ・コロナウイルス」というチャントを歌った。そのため「サポーターが対戦相手への無礼かつ侮辱的なチャントを繰り返した」ブレシアに対し、レガ・セリエAの規律委員会が処分を下した。

 イタリアでは、この前日まで感染の拡大は北部に限られていたが、それでも332人の感染が確認され、11人の死者を出している。

 ブレシアのウルトラス(過激なサポーター集団)も「国全体が感染拡大の可能性に直面する中で、自分たちが過ちを犯したことに気づいた。関係したイタリアファミリーに謝罪する」と発表した。(c)AFP