【2月25日 AFP】米韓両軍は24日、この春予定している合同軍事演習について、新型コロナウイルスの流行を考慮して規模の縮小を検討していると発表した。

 マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官は記者会見で、在韓米軍のロバート・エイブラムス(Robert Abrams)司令官と韓国軍の朴漢基(パク・ハンギ、Park Han-ki)合同参謀本部議長が「コロナウイルスへの懸念から(米韓連合)指揮所訓練の縮小を検討している」と明らかにした。

 会見に同席した韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ、Jeong Kyeong-doo)国防相は、韓国軍内でも13人が新型コロナウイルスに感染しており、兵士らの移動を制限するために全国規模で休暇の取得を取り消したと発表。「事態は非常に深刻だ」と述べた。

 米韓両軍は過去にも、米朝間の非核化交渉を円滑に進めるために、恒例の合同軍事演習を大幅に縮小している。この春は指揮系統の調整訓練を実施する予定だった。(c)AFP