【2月24日 AFP】自転車ロードレースの三大ツール(グランツール)で7回の総合優勝を誇るチームイネオス(Team Ineos)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が、アラブ首長国連邦(UAE)で開幕したステージレースで負傷から8か月ぶりの復帰を果たした。

 2019年6月、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine 2019)での練習中に高速で壁に激突し、複数の箇所を骨折する大けがをしたフルームは、この日UAEツアー(2020 UAE Tour)の開幕ステージに出場し、ドバイ近郊を回る148キロのステージを無事にメイン集団の中で走りきった。

 フルームは専門サイトのcyclingnewsに対して、「気持ち良い。すごく気持ち良いよ。みんなの中に戻れて最高の気分だし、たくさんの選手が僕のところへ来て、お帰りと言ってくれた」と話した。

「これだけ長く離れていても、カムバックできるところを見せられた。以前のレベルまでの道のりはまだ長いが、最初としては感覚は良い」「ゼッケンをまとい、ジャージーに袖を通し、集団の中で戦えただけで気持ちが良かった。また自転車選手に戻れて気分が良い」 (c)AFP