【2月24日 AFP】イラン北西部で23日、マグニチュード(M)5.7の地震があり、当局によると、イランで65人余りが負傷、国境を接するトルコでは子どもを含む9人が死亡した。

 米地質調査所(USGS)によると、グリニッジ標準時(GMT)午前5時53分(日本時間午後2時53分)にイランのハバシェオルヤ(Habash-e Olya)村付近を震源とする地震があった。震源はトルコとの国境から10キロ以内の場所で、テヘラン大学(Tehran University)地震学センターによれば震源の深さは6キロだった。

 トルコではイラン国境沿いの東部ワン(Van)県バシュカレ(Baskale)区で地震が感じられた。

 トルコ東部では倒壊した家屋や残骸ががれきの山となるなか、救急車と医療チームが現場に駆け付け、捜索活動にあたった。付近の複数の学校も被害を受けたと報告されている。

 トルコ当局によると、死者9人のうち4人が子どもで、少なくとも37人が負傷、うち9人が重体となっている。イランでは、65人余りが負傷、うち39人が入院したと報じられている。(c)AFP/Fulya Ozerkan, with Ahmad Parhizi in Tehran