【2月23日 AFP】(更新)韓国当局は23日、新たに123人の新型コロナウイルス感染者が報告されたと発表した。同国での感染者は556人になった。また新たに2人が死亡し、韓国での死者は4人になった。

 韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、新たな感染者のうち75人は新興宗教団体「新天地イエス教会(Shincheonji Church of Jesus)」の関係者だった。

 4人目の死者は、清道(Cheongdo)郡の病院で死亡した男性。清道郡では約3週間前に、新天地イエス教会の教祖の兄の葬儀が行われていた。

 この団体の集団感染は61歳の女性から始まった。女性は今月10日に発熱したものの、新型ウイルスに感染していると診断される前に、同団体の大邱支部で少なくとも4回の礼拝に参加していた。

 人口250万人を有する同国第4の都市・大邱(Daegu)と、その約27キロ南に位置する清道は、同団体のイ・マンヒ(Lee Man-hee)教祖の出身地。韓国政府は21日、大邱と清道を「特別管理地域」に指定した。

 韓国で新型コロナウイルスへの感染が確認された人はここ数日で急増し、中国を除けば、日本で検疫中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)」に次ぎ世界で2番目に多くなった。(c)AFP