【2月23日 AFP】19-20イタリア・セリエAは22日、第25節が各地で行われ、ユベントス(Juventus)は2-1でSPALに勝利。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、プロ通算1000試合目でリーグ記録に並ぶ11試合連続ゴールを挙げた。

 ロナウドは前半39分に先制点を流し込み、ガブリエル・バティストゥータ(Gabriel Batistuta)氏とファビオ・クアリアレッラ(Fabio Quagliarella)の記録に並んだ。これで今季公式戦のゴール数は25に伸び、このところ11試合では16得点を積み重ねている。

 ユベントスは60分にアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が追加点を挙げると、その後ピッチ脇のモニターを使わない、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言による微妙な判定のPKがSPALに与えられ、これをアンドレ・ペターニャ(Andrea Petagna)に決められて1点を返されたが、そのまま逃げ切った。

 ナポリ(SSC Napoli)戦、エラス・ベローナ(Hellas Verona)戦とアウェーではリーグ2連敗中だったユベントスだが、これで敵地では3試合ぶりの勝利を挙げ、23日にジェノア(Genoa CFC)とのアウェーゲームを控える2位ラツィオ(SS Lazio)との勝ち点差を暫定で4に広げた。

 チームはこの後、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦に向けてフランスへ移動する。

 今節のセリエAは、イタリア北部で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受け、当局の指示により23日の3試合が延期になった。

 ユベントスと勝ち点6差でタイトルを争う3位インテル(Inter Milan)とサンプドリア(Sampdoria)の一戦や、アタランタ(Atalanta)対サッスオーロ(US Sassuolo)戦、エラス・ベローナ(Hellas Verona)対カリアリ(Cagliari Calcio)戦が、ウイルスの拡散を避けるべく延期となった。

 同国ではこれまでに79人の感染者が確認され、うち2人が亡くなっており、ジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相が22日遅く、北部ベネト(Veneto)州とロンバルディア(Lombardy)州でのスポーツイベントを延期にすることを発表した。(c)AFP/Emmeline MOORE