【2月23日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)は22日、第3節の試合が行われ、フランスは27-23でウェールズに勝利し、グランドスラム(全勝優勝)へ望みをつなぐ開幕3連勝を飾った。

 フランスはロマン・ヌタマック(Romain Ntamack)が巧みなインターセプトからのトライに加え、キックによる12得点でチームをけん引し、2010年以来となる敵地でのウェールズ戦で勝利を挙げるとともに、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)準々決勝の雪辱を果たした。

 ヌタマックは「最高だ。こうした大一番のために1週間の準備をしてきたし、タフな試合だった」「僕らには経験はないが、笑顔でプレーしている。ここで勝てたのは良い経験になった」と話した。

 フランスには、シックスネーションズで開幕3連勝を飾った大会はすべてグランドスラムを達成している過去もある。チームは次節、敵地でのスコットランド戦に臨み、最終節はホームにアイルランドを迎える。

 一方、スコットランドは敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)でのイタリア戦に17-0で勝利し、今大会初勝利を挙げた。

 チームは主将のスチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)が見事な独走からチームの大会初トライを決めると、後半にはクリス・ハリス(Chris Harris)とアダム・ヘイスティングス(Adam Hastings)にもトライが生まれた。ヘイスティングスはペナルティーゴール1本とコンバージョンキック1本を失敗していたが、自身のトライによるコンバージョンは成功させた。

 対するイタリアは、これで大会25連敗となり、15回目の最下位フィニッシュが近づいている。ペナルティーゴールのチャンスではトンマーゾ・アラン(Tommaso Allan)が失敗し、得点を決めることもできなかった。(c)AFP