【2月21日 AFP】女子テニス協会(WTA)は20日、中国における新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月に予定されていた西安オープン(Xian Open)を中止すると発表した。このウイルスでは同国で二千数百人の死者が出ており、最近のスポーツ界では大会が中止または延期になる事態が続いている。

 WTAの下部ツアーである125Kシリーズ(WTA 125K Series)の西安オープンは、4月13日から29日に開催される予定だった。また、同27日に開幕する昆明オープン(Kunming Open)についても、開催が危ぶまれている。

 WTAはコメント文を発表し、「この困難な時期に際し、われわれの思いは中国の皆さんとともにある。秋に予定されているWTAツアーでお会いできることを楽しみにしている」と述べた。

「選手をはじめ、WTAと大会のスタッフ、そしてファンの健康を守ることが何よりも重要であり、状況を詳しく見守っていく」「このウイルスに関する情報が更新されていく中で、今後も医療専門家と連絡を取りながら、緊密に連携して状況を監視していく」

 中国では前週も、4月19日に決勝レースが予定されていたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の中国GP(Chinese Grand Prix 2020)が延期されていた。(c)AFP