【2月21日 AFP】南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領と反政府勢力を率いるリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領は20日、統一政府を発足することで合意した。6年以上続いた内戦の終結に向け、ようやく一歩前進した。

 両指導者の下で行われた内戦では、少なくとも38万人が死亡し、400万人が家を追われた。

 マシャール氏はキール氏との会談後、「2日後の22日に政府を発足させることで合意した。その他の事項についてまだ協議を続けており、すべてが決着すると期待している」と述べた。

 キール氏も統一政府発足で合意したことを認めた。統一政府の発足は2011年の独立以来3度目となり、前2回は悲惨な結果に終わっている。

 統一政府の発足は2018年9月の和平合意に基づくものだが、統一軍隊の設立や州境の決定、マシャール氏の安全を確保する護衛隊の新設など、重要課題が解決に至らず2度にわたって発足が延期されていた。(c)AFP