【2月20日 Xinhua News】小米集団(シャオミ、Xioami)が先週、第5世代移動通信システム(5G)スマートフォンの今年の旗艦モデルを発表したのに続き、華為技術(ファーウェイ、Huawei)もスマホやPC、タブレット、モノのインターネット(IoT)製品などの5G新製品を24日に打ち出すと発表した。市場シェアをめぐり新ラウンド5G「端末の戦い」が始まろうとしている。上海証券報が伝えた。

 シャオミは13日、旗艦スマホ発表会をオンラインで行い、今年の5G旗艦機種「小米10」シリーズを発表。クアルコムのプロセッサー、スナップドラゴン865を搭載し、業界最大転送速度を誇るメモリーのLPDDR5やUFS 3.0、WiFi 6などを標準装備している。販売価格は3999元(1元=約16円)からで、発売から1分間で売上高は2億元を突破したとした。

 サムスン電子(Samsung Electronics)はその前日、米国で新製品発表会を開催し、「Galaxy S20」シリーズの旗艦3機種と最新の折り畳みスマホ「Galaxy Z Flip」を公開。S20は3機種ともスナップドラゴン865とX55ベースバンドを装備し、SA/NSAデュアルモード5Gに対応している。最低価格は999ドル(1ドル=110円)、3月6日に発売される。

 ファーウェイは「5Gフルシーン」と名付けた発表会を北京時間24日夜に行うと発表した。今回、スマホを柱としてさらに8種類の5G対応機器、その他の関連サービスを含んだ「1+8+N」戦略に基づく5G端末として、スマホやPC、タブレット、IoT機器などの新製品を発表する。「MateX」がグレードアップした「MateXs」はよりレベルの高いプロセッサー「麒麟990 5G」を搭載し、折り畳み性能も高まった。P40シリーズが発表されるかも注目される。

 中興通訊(ZTE)はデュアルモード5G旗艦スマホ「天機Axon 10s Pro」を近く電子商取引(EC)サイトで発売する。同社の担当者によると、今年は5Gの取り組みを強化し、スマホやモバイルブロードバンド、IoTデバイスなどの各5G端末を世界で15機種発売、うち5Gスマホは10機種近くになる。

 ファーウェイの楊超斌(Yang Chaobin)5Gプロダクトラインプレジデントは「5G端末数は20年に500機種を超え、年末または来年初めには1000元程度の5Gスマホが登場する可能性もある」と予測した。(c)Xinhua News/AFPBB News