【2月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のプレシーズンテストに参加しているマクラーレン(McLaren)は19日、中国からの渡航者を会場のチーム施設に入場させないといった、新型コロナウイルスへの対応策を明かした。新型ウイルスへの対応策を発表したF1参戦チームはマクラーレンが初めて。

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 現在スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で第1回バルセロナ合同テストが開催される中、マクラーレンはこの発表に先立ち、上海から来た中国人ジャーナリストによるパドックの接待室への立ち入りを拒否していた。

 またマクラーレンの広報担当は、3月の開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2020)で、チームは当初香港経由でメルボルン入りすることになっていたが、予定を変更して中東経由で現地入りすると明かした。

 新型コロナウイルスの影響により、中国では2000人以上の死者が出ており、国際自動車連盟(FIA)は先週、4月19日が決勝の上海で開催予定だった中国GP(Chinese Grand Prix 2020)の延期を発表した。一方で初開催となるベトナムGP(Vietnam Grand Prix 2020)は、予定通り4月5日決勝の日程で開催されることになっている。(c)AFP