【2月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第1回バルセロナ合同テストは19日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)で初日が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が最速タイムを計測した。

 ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の史上最多記録に並ぶ通算7度目の年間優勝を目指すハミルトンは、94周を走行して1分16秒976のトップタイムを記録した。

 肌寒いコンディションで1分17秒を切ったのはハミルトンただ一人で、1分17秒313の2番手にはチームメートのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入った。

「良い一日だったよ。長期休暇明けということを考慮すれば全員にとって素晴らしいスタートだ」と話したハミルトンは、「現場に戻って合計170周以上走行したということは、みんなが冬の間にハードワークしてきたことを証明している」と続けた。

 レーシングポイント(Racing Point)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が1分17秒375で3番手タイムを記録し、1人で168周を走行したレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は1分17秒516で4番手だった。

 昨季ドライバーズ選手権でメルセデス勢に続く3位だったフェルスタッペンは、「充実した一日になった。できるだけ多く周回を重ねることが重要で、きょうは非常に模範的だった。とても満足している」とコメントした。

 フェラーリ(Ferrari)は、体調不良のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)に代わってシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が初日を担当し、ハミルトンから1秒3差の11番手だった。

 第1回バルセロナテストは21日まで続き、第2回テストは来週行われる。(c)AFP