【2月19日 AFP】ストックカーレース、NASCARシリーズの開幕戦デイトナ500(Daytona 500)で壮絶なクラッシュに遭い、重傷を負ったベテランドライバーのライアン・ニューマン(Ryan Newman)は、意識があり、家族や医師と言葉を交わしていることが分かった。同選手の所属チームが18日、発表した。

 ラウシュ・フェンウェイ・レーシング(Roush Fenway Racing)に所属する42歳のニューマンは、フォード(Ford)のマスタング(Mustang)に乗って最終ラップまでトップを走行していたが、制御を失って壁に激突。車体は逆さまに転がって火に包まれた。

 ダメージを受けたマシンの元には数台の救急車が投入され、車から救出されたニューマンは付近の病院へ搬送された。チーム関係者は、ニューマンの容体は深刻だが、命を脅かすけがではなかったとしている。

 チームは発表文の中で「ライアン・ニューマンは、フロリダ州デイトナビーチ(Daytona Beach)のハリファックス医療センター(Halifax Medical Center)で今も医師の治療を受けている。意識はあり、家族や医師と会話している」と記した。

「ライアンと家族は、全国から届いた心配する声や温かいメッセージに感謝の意を表し、NASCARコミュニティー内外からの揺るぎないサポートをありがたく思っている」 (c)AFP