【2月19日 AFP】香港の保健当局は、新型コロナウイルスに感染し治療中だった香港在住の男性(70)が19日朝、入院先の病院で死亡したと発表した。香港での新型コロナウイルスによる死者は2人目。

 香港の病院管理局(Hospital Authority)によると、男性が亡くなったのは市内の瑪嘉烈(Princess Margaret)病院。男性は1週間前の12日に自宅で倒れ、入院した。当時発熱しており、新型コロナウイルスの検査結果は陽性だった。

 新型コロナウイルスは、中国本土ではこれまでに約7万4000人が感染、2000人以上が死亡しているが、香港で感染が確認されたのは62人で、うち死者は2人となっている。

 香港での初期の感染者は、本土で流行の中心地となっている中部・湖北(Hubei)省を訪れたことがある人が大半だったが、この数週間は本土への渡航歴がない香港住民の感染が増えている。(c)AFP