【2月19日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は18日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第5シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)は世界ランキング19位のエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)に7-6(7-2)、3-6、3-6で敗れた。

 この日は前年女王で第4シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)がアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)に6-1、1-6、1-6、第3シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)も予選勝者のジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)に2-6、1-6でそれぞれ敗れ、シード選手の敗退はケニンで3人目となった。

 先日の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)決勝でガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を下し、栄冠に輝いた21歳のケニンは、同大会の直後に国別対抗戦のフェドカップ(Fed Cup 2020)で数試合を戦っていたが、WTAツアーの試合に出るのは全豪オープン後では初めてだった。

 1年前は世界192位だったリバキナに2時間で敗れた現世界7位のケニンは「(四大大会<グランドスラム>で初優勝した後は)内側からのプレッシャーが少しあるけど、今後の大会に向けて対応できるようにしていくだけ」とコメントした。

「あまり自分らしいテニスではなかった。とにかくアンフォーストエラーが多すぎたし、思い切りが悪かった。試合を通してスイッチが入っていない感じだった」

 早々にサービスゲームを破られたリバキナは、ブレークバックしてタイブレークに持ち込むも第1セットを落とした。しかし、第2セットと第3セットではケニンを圧倒し、2回戦では予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)と対戦することになった。

 1月に行われたホバート国際(Hobart International 2020)を制し、前週のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(St. Petersburg Ladies Trophy 2020)でも準優勝したリバキナは「良い練習をして準備した。勝てるなんて思っていなかった。全力を尽くそうとした」と語った。

「不安は一切なかった。難しい試合になると分かっていたから」「彼女が全豪オープンを制したばかりだということは考えなかった。今は誰だってどんな選手にも勝てると知っている」 (c)AFP/Bill Scott