【2月19日 AFP】2001年以来戦闘を続けていた米国とアフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の間で、米軍の撤退という歴史的な合意の成立が間近に迫っている。タリバン側の情報筋がAFPに伝えた。署名はカタールで行われるとしている。

 米政府とタリバンは先週、長期にわたる協議の末、暴力削減期間を設定することで合意していたが、アフガニスタン当局は、この合意が成功を収めれば2月29日、カタールの首都ドーハで撤退の合意が署名される可能性があると示唆した。

 パキスタンのタリバン情報筋は「すべての合意内容が最終決定され、(タリバンの)指導者評議会がタリバン交渉団に実行を認めた」と明言。タリバンは23日にドーハで米交渉団と会合を開き、署名式の日程と場所について合意する見通しだという。

 同情報筋は、双方は間もなく、署名式を2月最後の週に行うことで合意に達するとも言明。「前回(昨年9月)でさえ、われわれは合意に署名するつもりだったが、ドーハで双方が締結した合意は、(ドナルド・)トランプ(Donald Trump)米大統領が撤回を決めた」と指摘。「今回は(署名が)行われる見通し」だと述べた。(c)AFP