【2月18日 People’s Daily】中国は現在、時間と競うようにして新型コロナウイルスと闘っている。感染の予防・抑制をしっかりと行うことは、中国の人々の生命の安全と健康、そして中国経済と社会の大局の安定に直接関係し、中国の対外開放と関わってくる。連日、中国は感染状況が深刻な地域の予防・抑制に集中的に取り組み、その他の地域での予防・抑制をしっかり行うと同時に、改革発展の安定に関する措置についても統一的に計画し、しっかりと取り組んでいる。各方面が前向きな効果を上げていることで、中国経済にはさまざまな不確定性に対応できるだけの十分な強靱(きょうじん)性があり、長期的に好転するという中国経済の基本的側面に変わりはないということを、国際社会は十分に認識するようになっている。

 感染状況と経済の下振れ圧力への対応において、中国には十分な政策的余地がある。中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)と財政部、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、国家外貨管理局は連名で30項目の措置を打ち出し、感染予防・抑制と実体経済に対する金融機関による支援の作用を発揮した。2月3日と4日には、中央銀行が予想を上回る公開市場操作を行い、2日間で累計1兆7000億元(約26兆6322億円)を供給し、感染予防・抑制という特殊な時期における銀行体系の流動性の合理的余裕を維持し、この措置を通じて、反循環調整に力を入れるというシグナルを発して、市場期待を安定させた。中国の各地で積極的な働きかけと手配が行われ、現在重点企業の営業・操業再開が秩序良く進められている。世界銀行は、「中国には感染を予防・抑制し、経済の強靭性を維持する政策的余地があると信じる」とする声明を発表した。国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ(Kristalina Georgieva)専務理事は、中国経済には引き続き「極めて強い強靭性」がみられ、これに対し「十分な信頼」を寄せているとした。

 長期的に好転し発展するという中国経済の趨勢(すうせい)が変わることはない。新型コロナウイルスによる肺炎の流行は一時的なものであり、それによる影響も一時的だ。客観的、全面的、弁証法的に中国経済を見れば、中国には依然としてリスクの試練に対応するに足る能力があることが分かるだろう。中国の経済総量は100兆元近くに上り、1人あたりGDPは1万ドル(約109万円)を超え、14億人の人口を抱える市場、9億人の労働力、4億人以上の中所得層、そして1億7000万人の高学歴で専門スキルを備えた人材資源を有している。中国経済の基本的側面を支える多くの要素は、ウイルスの来襲ぐらいで瞬時に瓦解(がかい)してしまうようなものでは決してないことに注意を向けるべきだ。

 経済グローバル化の時代において、各国の運命は密接につながっており、中国が直面している難関は世界が直面する難関でもある。国際金融市場は毎日感染状況の情報によって変動し、各国の産業界は感染拡大によって一時的に抑えられた生産能力や消費需要が早急に回復することを待ち望んでいる。中国は世界第2のエコノミーであり、グローバル産業チェーンにおいて欠かすことのできない重要なパートでもある。中国がすべての力を動員して感染拡大を阻止すると同時に、最大限の努力を払って生産を秩序良く回復させていくことは、まさにこの重要な時期における世界経済への重要な貢献となる。

 中国の感染予防・抑制と感染拡大阻止は重要な時期を迎えている。それは国際社会のメンバーが互いに助け合い、共に困難な局面を乗り越えることをとりわけ必要とする重要な時期でもある。注意を向けるべきは、いかなる中国経済衰退論を唱える声も、困難にある世界経済をさらに苦しめることにほかならない、という点だ。世界保健機関(WHO)の「中国の感染予防・抑制はすばらしい。いかなる中国への渡航や貿易の制限措置にも反対する」という専門的な主張は尊重されるべきだ。グローバル・サプライ・チェーンの各パートにある各国の市場主体が、中国からの輸入商品・サービスと中国への輸出商品のためにより多くの貿易利便性を提供することは、その国の利益に合致するだけでなく、世界各国の共通利益にも合致する。

 今回の感染拡大が中国経済を瓦解させることはないし、中国の発展の歩みを妨げることなどなおさらない。世界のウオッチャーたちはおしなべて感染拡大が収束した後に中国経済は力強い回復をみせると予想している。その力強い回復は、世界経済が共に発展し、質の高い発展を遂げるために必ずや新たに、より大きく貢献することができるに違いない。(c)People's Daily/AFPBB News