【2月18日 CNS】中国・四川省(Sichuan)の成都(Chengdu)税関所属の綿陽(Mianyang)税関は13日、ロシアに向けて輸出される9件、527キロのパンダ用の生竹、生タケノコの現場検疫を実施するとともに、その場で輸出者に対し、電子輸出帳票と植物検疫証書を発行したことを明らかにした。

 春節(旧正月、Lunar New Year)以降、綿陽税関が許可したパンダ用の生竹と生タケノコの輸出はこれで9回目。

 綿陽税関によると、同税関の管轄区域内にはパンダの重要な餌である生竹や生タケノコなどを採取する場所があり、海外にいるパンダのために定期的に出荷している。新型コロナウイルスによる肺炎との闘いの中で、滞りなく輸出を行うため、綿陽税関は専用通関窓口を開設し最優先で対応し、輸出申告があればすぐに現場に直接赴き、検疫を行っている。

 春節以降、綿陽税関はカナダ、ロシア向けなどの輸出検疫を行い、輸出量は延べ2554キロに上るという。(c)CNS/JCM/AFPBB News